amaranth-常世の花- | SHOHEI WORKS

amaranth-常世の花-

♯159 2004/05/12
@夏目坂, My Room

川を下る様はゆらゆらり
わくら葉は風に揺られ
あなたを求め流れてゆく
穏やかなる夕間暮

春まだ夜は長く
口ずさむ仏の座
烟る景色にはほろほろり
頬をつたう涙

残んの月が朝に溶けて
消えゆく儚き運命の如く
ゆかしき笑顔のあなたは
此処には居ない

熱き陽が照らす眉の辺りを
くすぐる木の下風
あなたを待ち侘び文綴る
ちぎり絵の朧月

霧立ちのぼる朝に
あなたの親しんだ香を燻らす
振り向けばいるようで
…昨日と変わらぬ部屋

あなたさえ居れば冷えきった
この部屋もまほろばとなる
夕餉の薫る灯ともしごろ
もの思いにふけり泣く

今宵も色あせず燃ゆる
胸には常世の花
美しく咲き綻ぶ
胸には常世の花

十六夜の月に我重ね
詠みし古の詩
眺むる空に咲き乱れる
星の光が目に沁む
花の舞う季節愛おしむ
涙ながら今さらに
心に咲く常世の花に
あなた感じ生きてゆく