Ｑ４２．好きな曲は？
Ａ４２．GLAYのBELOVEDが好きですね！
Ｑ４２．試合前に聞いてテンション上げるとか？
Ａ４２．ああ、そういうことはしないですね！試合前に音楽とか聞かないんで。

Ｑ４３．好きな場所は？
Ａ４３．家ですかね。

Ｑ４４．好きな漫画は？
Ａ４４．ドラゴンボールかハンターハンター。

Ｑ４５．好きな文房具は？
Ａ４５．何だろう、カッター。
Ｑ４５．攻撃的じゃね！（笑）
Ａ４５．便利かなぁと思って。
Ｑ４５．ここまでの質問、実は心理テストだったんじゃけど、多川はね、攻撃的！
Ａ４５．（笑）カッターだけじゃないですか！（笑）

Ｑ４６．好きな、行ってみたい国は？
Ａ４６．ロサンゼルスとか行ってみたいですね！アメリカの方行ったことないんで。
Ｑ４６．アメリカとかで大会は？
Ａ４６．２０１６年（のパラリンピック）がシカゴに決まればよかったんですけどね。
Ｑ４６．南アメリカになってしまったね！
Ａ４６．そうですね！アメリカとかにはほんと行ってみたいと思います。

Ｑ５２．練習時間・具体的な練習メニューは？
Ａ５２．基本的にウォーミングアップでジョギングとドリルって言われる動きをやって、あと短い距離をダッシュしたりして、今日やったのは１２０を間７分で５本。

Ｑ５３．スタートの際の足は？
Ａ５３．左が前で、右が後ろ。昔から一緒ですね。途中一回右足を前にしてみたんですけど、慣れるまで時間がかかって辞めました。

Ｑ５４．自分の走りで、きれいとかダイナミックとか、何て言われると嬉しいですか？
Ａ５４．スピード感があるっていうのは言われると嬉しいですね。

Ｑ５５．リレーの練習は？
Ａ５５．全然しないですね。普段みんな住んでるとこバラバラなんで、大阪だったり、山梨だったりって感じなので。代表合宿とかじゃないと会わないですね。

Ｑ５６．多川って日本で初めて義手つけた選手なんよね？
Ａ５６．そうですね、あんまり例はないですね。
Ｑ５６．義手を作るきっかけになったのは？
Ａ５６．２００８年の５月にドイツの遠征があったんですね。そのときに海外選手がみんなつけてたので、あーつけようかなって思ったのと、当時ちょっとスタートが安定してなかった。クラウチングスタートすると、僕右手が短いので。当時は全然よかったんですけど、これより速くなりたいとか、スタートの安定性を求めるためにはつけたほうがいいなと思って。

Ｑ５７．作ってくれた沖野さんとの出会いは？
Ａ５７．ああよくご存じですね。沖野さんはもともと陸上されてた方なんですけど、義肢装具士っていって義足だったりとかそういったものを作るところで働いてるんですね。障害者陸上競技会の合宿で出会って仲良くなって、その時は別に義手ってわけじゃなかったんですけど、個人的に仲良くなったので、いろいろ薦められたりとかして。

Ｑ５８．北京パラリンピックから帰ってきた後、中学校とかで講演を行ったそうですが、やってよかったなって思ったことは？
Ａ５８．一緒に走ってると「はやーい！」とか。「私もがんばります！」「も」って言ってくれるのがすごくうれしかったです。障害を持ってる子がある小学校に行ったときに居たんですね。いろいろこういう状況で大変だけど、多川さんを見て頑張りたいなと思いましたとか言ってくれると、勇気を与えてるって感じでいいなと思いました。
Ｑ５８．一緒にグラウンドで走ったりすることもあるんじゃね。
Ａ５８．大体そうですね。小学校は３０分話して、その後校庭で、ハンデをつけて走ってって感じですね。

Ｑ５９．公益財団法人山ヤマハ発動機スポーツ振興財団との出会いは？
Ａ５９．お金のかかることなんで、障害者陸上の先輩が応募しているのを知って、大学のときに助成金に応募したんですね。だから自分で探したっていう感じではなくて。最近は援助するところも増えています。ヨネックスとか。今はＯＢみたいな形で目にはかけてくれたりしてます。

Ｑ６０．短距離の魅力・醍醐味を教えてください。
Ａ６０．１００ｍとか２００ｍっていうのは、まぁ陸上競技に限ってのことかもしれないですけど、タイムがあるっていうのは自分が１１秒で走った、来年は１０秒５になりました。そうすると去年の自分に勝ったとか成長が見て取れて分かるっていうのと、サッカーとか団体競技を否定するわけではないですけども、例えば自分がボーっとしてても他のメンバーがものすごいうまくて勝つこともありますよね。そういったことじゃなくて自分の結果が自分に返ってくるってのがすごくおもしろいなって。成長がよく見れるのがいいですね。逆にダメだったら。
Ｑ６０．全部自分に返ってくるもんね。

Ｑ６１．パラリンピックの選考会に出るきっかけは？
Ａ６１．親の薦めですかね。大学に入って陸上を続ける気はなかったんですけど、親の薦めもあってせっかくあんたやってきたんだからこういう世界もあるよって教えてもらって初めて障害者陸上っていうのがあるって知って、で、ちょっと出たら高校までの経験で活躍できたので、おもしろいなと思って、いろんな海外にも行けるっていうことも分かりましたし、で、やるからには本気でやろうってことで。

Ｑ６２．パラリンピックの選考はどうやって？
Ａ６２．僕らなんかは人数が少ないので、標準記録っていうのがあって、Ａ標準、Ｂ標準とか。で、例えばＡ標準は１１秒５を切らないといけませんよ。Ｂ標準は１２秒０ですよっていうランクがあって、１１秒５を切った中で、パラリンピックって日本の枠っていうのが決められるんですよ。
Ｑ６２．そうやって選ぶんじゃ！
Ａ６２．日本の陸上チームで３０人まで連れて行きますよって決められて、３０人を選ぶ中で、メダルの可能性がある人からどんどんとっていくので、日本で一番めちゃくちゃ速かったとしても、他の競技でメダルの可能性があれば埋まっていっちゃうんで。
Ｑ６２．日本でどれだけいい記録を持ってても出れないことがあるってことよね。
Ａ６２．そうです。日本でぶっちぎりで速くても、世界ランキングとかを見ると全然メダルの可能性がなかったら、選ばれるのが後になっちゃいますよね。

Ｑ６３．ロンドンでメインで何食ってました？
Ａ６３．マックは割とほんとに食べてました。選手村の食堂に全部入ってました。選手村の食堂は、アジアコーナー、ヨーロッパコーナーって分かれてて、バイキング形式なんですね。
Ｑ６３．日本食は置いてなかった？
Ａ６３．日本食はなかったですね。韓国のキムチとかは置いてましたけどね。
Ｑ６３．チャーハンは？チャーハンは！？
Ａ６３．（笑）冷やし中華も置いてなかったですね。

Ｑ６４．出場が決まったときはどうやって連絡が来る？
Ａ６４．日本選手権の大阪から帰って来る新幹線の中で電話が来た。事務局ですけど、あなたを推薦しますって感じで。１回陸上チームでこの人数で選びましたっていうのを日本パラリンピック委員会に投げて、そこで選考されて、健康上に問題がないかとかを見て決定ってなるんです。
Ｑ６４．なるほどー。大学のサークルがこれじゃあちょっとなーとか？（笑）
Ａ６４．（笑）ちょっとＷＳＧって怪しいな～って。（笑）そういうのはないです。（笑）

Ｑ６５．今回入賞して何もらった？
Ａ６５．メダルもらわないとお金もらえないんですよ。例えば頑張ってねっていうのはもらったりはしたんですけど、国からもらうことはなくて、メダルを獲れば金が１００万、銀が７０万、銅が５０万なので、特になかったです。
Ｑ６５．大会では賞状はもらえるん？
Ａ６５．賞状はもらえます。

Ｑ６６．じゃあちょっと選手村あるあるを３０個教えてください。
Ａ６６．（笑）２７個くらいなら。
Ｑ６６．（笑）ほんとに細かいことでもいいよ。選手村の中どうなっとるんじゃろうってすごい興味ある。絶対入れんじゃん。
Ａ６６．あ、写真見ますか？
Ｑ６６．見せて！選手としては当たり前のことでも、おれらは分からんもんね。
Ａ６６．これ選手村のコンドームです。
Ｑ６６．あぁ、これはよく聞くよねー！選手村といえばって感じで。
Ａ６６．バーってあったんで友達とばーって取ってまた翌日見たら補充されてました。
Ｑ６６．（笑）
Ａ６６．誰か補充してんだなって。（笑）
Ｑ６６．（笑）いいねー！中の施設はどんなになっとるん？
Ａ６６．各国のマンションみたいな形になってて、フィンランドの国の棟、日本の棟って感じで。ほんと村なんですね。多摩ニュータウンみたいな。公園とかもあります。ものすごい広いです。バスとか走ってます。
Ｑ６６．めっちゃ広いね！
Ａ６６．これ食堂です。マックが入ってたり。２４時間開いてるんで。
Ｑ６６．２４時間食えるんじゃ。
Ａ６６．はい。どこでも食えます。
Ｑ６６．お風呂とかは？
Ａ６６．ありますね。今回湯船もあったんで。
Ｑ６６．１コくらいあるある教えてもらおうか！
Ａ６６．選手村あるある…あるあるっていうほど行ってないんで分かんないですね（笑）。
Ｑ６６．（笑）
Ａ６６．しかも、ああ！あるね！ってならないですよね！
Ｑ６６．待遇のいい国とかある？
Ａ６６．ああ、それはないですけど、イスラエルの国の（棟の）前には鉄砲持った警備員が厳重に警備やってましたね。

Ｑ６７．パラリンピックに出て心境の変化はありましたか？まあ今回じゃなくて、前回の北京の方が大きいかね。
Ａ６７．そうですね、注目度が全然違うんですよね。アジア大会とかに比べて。海外の世界選手権とかもメディアとかに全然出ないんですけど。パラリンピックはＮＨＫでやったりとか、yahooニュースに載ったりとかあったので、扱いは違うなって感じたのと、国を挙げての戦いなので、北京もロンドンもすごく観客が入ったので、アテネのときは全然入ってないみたいなんですけど。
Ｑ６７．知名度もどんどん上がってきとるんじゃね。
Ａ６７．大会追うごとに上がってきてると思います。
Ｑ６７．日の丸を背負ってるって感じある？
Ａ６７．背負ってるっていうのは特にないですね。

Ｑ６８．２００８年の北京からこの４年間で特に重点を置いて取り組んできたことは？
Ａ６８．まぁ右手の強化っていうのは。普段あんまり使わなくて、筋力がほとんどないんで。
Ｑ６８．腕立て伏せとかしたら左と筋肉のバランスが全然違うもんね。
Ａ６８．ああよくご存じで（笑）。素晴らしいですね。あとは、昔は学生の頃は時間があったから練習したときにすごくハーハーハーハーやって疲れて、あー練習したっていう感じがあったんですけど、最近はそうじゃないなと思って、短い距離でも全力で走るっていうことがすごい大事だなって思って。１００ｍを１０本やるんじゃなくて、１、２本でもスピードを上げて全力で走ることが大事だなっていうことを思ったので、そういう練習を取り入れていかないとだめだなって。量より質を考えるようになりました。

Ｑ６９．今回のロンドンオリンピック１００ｍ決勝、銅まであと０．０６秒。いかがですか？
Ａ６９．手の届かない位置じゃないっていう感じはするので、あとちょっと頑張ればメダルに届くのでまだ辞められないなって思いますし、周りが９秒５とかで全員走ってて僕が１１秒だったらちょっと考えちゃうところありますけど、まだ届く範囲なので。
Ｑ６９．自己記録出とったらメダルじゃもんね！
Ａ６９．はい。頑張りたいと思いますね。

Ｑ７０．リレーも決勝４位。これ日本新記録よね？４５秒３６。
Ａ７０．よくご存じで（笑）。
Ｑ７０．どうお考えですか？
Ａ７０．（笑）そうですね。やっぱしリレーメンバーは４人仲良くてチームワークいいんですよね。
Ｑ７０．でも年間で会える回数って限られとるよね？
Ａ７０．はい。ＬＩＮＥで繋がってたり（笑）
Ｑ７０．（笑）現代っ子じゃね！
Ａ７０．（笑）何回かは会ってるので。日本ってすごくチームワークがいいので、バトンパスをちゃんとやろうっていうのがあって。走力的には他の国になかなか届かないところがあるんですけど、今回もリレー分かるように、アメリカとブラジルとフランスが失格して、日本が４位になったので。そういったことでリレーは可能性があっておもしろいなって。走力的にはブラジル、アメリカの方が全然速いんですけど、バトンミスで失格してっていうようなことがあるから、おもしろいですね。
Ｑ７０．４年前の北京は急にバトンの受け渡しの方法が変わってね。
Ａ７０．（笑）よく知ってますね！４年前は失格しちゃったところがあったんで。このときは日本だけだったんですよね。

Ｑ７１．もちろん２０１６年（のパラリンピック）も挑戦しますよね？
Ａ７１．はい。
Ｑ７１．質問というか念押しじゃけど（笑）
Ａ７１．（笑）やめられないです！

Ｑ７２．今回１００ｍ決勝でブラジルのヨハンソン・ナシメント選手、レース中に足を痛めてしまいましたが、どんな印象ですか？
Ａ７２．決勝行ったときに、ウォームアップ会場でスタート練習してるときに「アオッ」って痛がってたんで、おれはビリじゃないなって（笑）。
Ｑ７２．そうなんじゃ（笑）肉離れみたいな？
Ａ７２．なんか予選のときからそういう兆候があったみたいで、アップ会場で見た印象でそういう（おれはビリじゃないなっていう）安心感はありましたね。
Ｑ７２．普通に走ったら速い選手なんじゃろ？
Ａ７２．優勝候補です！
Ｑ７２．次開催、ヨハンソン、開催国じゃん！どうします？？
Ａ７２．どうします？（笑）２００とかは金メダル獲ってるんで。強いですよね。