b e d r o o m   A m b i e n t   r e c o r d s

Am.

なかなか眠れない夜。時計は午前2時。あなたの心が穏やかになるまで、柔らかな音を編む。どうか今夜は素敵な眠りにつけますように。真っ暗な空が頬を赤らめるように色づき始めるまでの午前「a.m.」をテーマにした作品。
 
You're passing a sleepless night even it's already 2:00 a.m. I'm playing the soft sounds until your mind come to be at ease. May you get a peaceful sleep tonight. This album includes music featuring ante meridiem(a.m.), the time before the dark sky is turning its color to blush of dawn.

Am.
2013.7.13


asian moon
mi globo de aire caliente
máquina
mariposa
mawaru
airport for stars
apricot soda
aurora
amu
mano
a morning glow

asian moon

すきとおった風が流れるアジアの夜。漂うように浮かんだ大きな月が、海に柔らかな光を落とす。静まりかえった時間に、私はゆっくりと腰をかける。お茶の湯気を緩やかに立ちのぼらせて、芳しい香りを全身に取り込む。張りつめた心を月が和らげるまで、穏やかな空間に抱かれる。
mi globo de aire caliente

眠れない夜に気球を浮かべて、自分の描いた空を歩くように漂いはじめる。見下ろした景色の中にはたくさんの色の光があって、私が迷子にならないように道案内してくれる。あなたはなかなか眠れないでいるの。世界で一番の素敵な夢を枕元に届けに行くから。
máquina

その機械はネジを投げ出して、与えられた技術を自ら放棄して、何かを伝えるように音を紡ぎ始めた。毎晩、見えない不安感に押しつぶされそうな少年が、どうか穏やかな眠りにつけますように。そう祈りをこめて。そして、その機械は壊れた。
mariposa

ある日、ある町で蝶々が消えた。花の舞うようにひらひら飛ぶ蝶々が好きだった少女はひとり森の中へ急ぐ。光が遮断された暗がりを抜け、辿り着いた空間。少女はその調和された配色に包まれて、やさしく微笑んだ。
mawaru

それはコーヒーカップの中の風景。廻り続ける山手線。満ちて欠ける月。迷妄に満ちた生死を繰り返す輪廻。佇むことなく流れ続ける季節に揺られ、私の想いは移り変わって、また戻って。ループする出口のない想い。これから私はどこへ行くのだろう。
airport for stars

星も旅をするとしたら、どんな形で表れるのだろう。光の速度で飛び回るのだろうか、それとも自分の灯りを消して、静かに穏やかに宙を漂うのだろうか。ここは星が集まる架空の空港。目を閉じれば辿り着けるかもしれない素敵な場所。今夜はどんな光に包まれているだろう。
apricot soda

太陽と闇の間を流れていく泡。アプリコットのように甘酸っぱくて、炭酸のようにはじけて消える空間。儚さを帯びた熱が朝に溶けていく前に、そこにある温度すべてを留めておきたい。でも、こんな小さなストローじゃ飲み干せないのは分かっているんだ。
aurora

神秘的で謎の多いオーロラ現象。タキトゥスの「ゲルマニア」にも描かれているオーロラの音。磁気嵐、可聴下音、ブラシ放電によるコロナ音、氷の粒子が衝突する音。様々な論議がされているが未だ解明されていない。未知の音を探求する架空の探検家が出会った旋律。
amu

あなたが凍えてしまわないように、手袋やマフラーを編めればいいのだけれど。なかなかうまくいかないから、思いを込めて柔らかな音を編むよ。毛布にくるまったときみたいに、あなたがあったまるといいな。
mano

手と手が重なったとき、生まれてくる二人だけの温度。薄い靄の立ち込める夜明け前、ふわっと浮かんだような穏やかで柔らかな数分。永遠に繋ぎ止められない儚い時間だから、記憶が零れ落ちないように繊細に触れる。この時間が長く続くように、祈りを込めて。
a morning glow

薄く靄のかかった窓の外。頬を赤らめるように色づき始めた空。しとしと降り続いていた雨は夜のうちに上がったのだろう。昨日の涙も乾いて、新しい朝が始まる。どうかあなたの今日がたくさんの笑顔に包まれますように。柔らかな太陽に暖められて、心の靄が消えますように。


asian moon

すきとおった風が流れるアジアの夜。漂うように浮かんだ大きな月が、海に柔らかな光を落とす。静まりかえった時間に、私はゆっくりと腰をかける。お茶の湯気を緩やかに立ちのぼらせて、芳しい香りを全身に取り込む。張りつめた心を月が和らげるまで、穏やかな空間に抱かれる。
 

mi globo de aire caliente

眠れない夜に気球を浮かべて、自分の描いた空を歩くように漂いはじめる。見下ろした景色の中にはたくさんの色の光があって、私が迷子にならないように道案内してくれる。あなたはなかなか眠れないでいるの。世界で一番の素敵な夢を枕元に届けに行くから。
 

máquina

その機械はネジを投げ出して、与えられた技術を自ら放棄して、何かを伝えるように音を紡ぎ始めた。毎晩、見えない不安感に押しつぶされそうな少年が、どうか穏やかな眠りにつけますように。そう祈りをこめて。そして、その機械は壊れた。
 

mariposa

ある日、ある町で蝶々が消えた。花の舞うようにひらひら飛ぶ蝶々が好きだった少女はひとり森の中へ急ぐ。光が遮断された暗がりを抜け、辿り着いた空間。少女はその調和された配色に包まれて、やさしく微笑んだ。
 

mawaru

それはコーヒーカップの中の風景。廻り続ける山手線。満ちて欠ける月。迷妄に満ちた生死を繰り返す輪廻。佇むことなく流れ続ける季節に揺られ、私の想いは移り変わって、また戻って。ループする出口のない想い。これから私はどこへ行くのだろう。
 

airport for stars

星も旅をするとしたら、どんな形で表れるのだろう。光の速度で飛び回るのだろうか、それとも自分の灯りを消して、静かに穏やかに宙を漂うのだろうか。ここは星が集まる架空の空港。目を閉じれば辿り着けるかもしれない素敵な場所。今夜はどんな光に包まれているだろう。
 

apricot soda

太陽と闇の間を流れていく泡。アプリコットのように甘酸っぱくて、炭酸のようにはじけて消える空間。儚さを帯びた熱が朝に溶けていく前に、そこにある温度すべてを留めておきたい。でも、こんな小さなストローじゃ飲み干せないのは分かっているんだ。
 

aurora

神秘的で謎の多いオーロラ現象。タキトゥスの「ゲルマニア」にも描かれているオーロラの音。磁気嵐、可聴下音、ブラシ放電によるコロナ音、氷の粒子が衝突する音。様々な論議がされているが未だ解明されていない。未知の音を探求する架空の探検家が出会った旋律。
 

amu

あなたが凍えてしまわないように、手袋やマフラーを編めればいいのだけれど。なかなかうまくいかないから、思いを込めて柔らかな音を編むよ。毛布にくるまったときみたいに、あなたがあったまるといいな。
 

mano

手と手が重なったとき、生まれてくる二人だけの温度。薄い靄の立ち込める夜明け前、ふわっと浮かんだような穏やかで柔らかな数分。永遠に繋ぎ止められない儚い時間だから、記憶が零れ落ちないように繊細に触れる。この時間が長く続くように、祈りを込めて。
 

a morning glow

薄く靄のかかった窓の外。頬を赤らめるように色づき始めた空。しとしと降り続いていた雨は夜のうちに上がったのだろう。昨日の涙も乾いて、新しい朝が始まる。どうかあなたの今日がたくさんの笑顔に包まれますように。柔らかな太陽に暖められて、心の靄が消えますように。


 RELEASE


 ALBUM

 Am. (2013)
 touch on Jioufen (2014)
 どこかの国のスコール (2015)
 月泳ぐ隠れ湯 (2019)

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