鳥たちに最も愛されるラジオ番組
「YAKITORI ALL NIGHT」。
人気コーナー「MUSIC FOR BIRDS」の内容を
遂に本誌が入手!という趣で、
音楽を紹介していきます。

 

M U S I C  F O R  B I R D S  # 1 4 3


さあ次のコーナーに行きましょう。「 MUSIC FOR BIRDS」。リスナーのみんなに旬の音をお届けします。今日は、はじめての出演となります、「MOUNTAIN&ISLAND」さんです。どうぞ!
こんばんはー。よろしくお願いします。
ようこそYAKITORI ALL NIGHTへ!来てくれてありが…あれ??shoheiさん??
お呼びいただき光栄です!お会いするの2回目なのに、覚えていただいてるんですね。ありがとうございます!
こちらはどんな音楽を??
こちらはピアノとボーカルのユニットで歌を歌ってます!
なるほど、ということは「MOUNTAIN&ISLAND」のボーカルと「shohei watanabe」さんは同一人物だけど、二重人格で、我が強い方が出てくるってわけね!覚えておくわ!
推測がすごいですね!!笑

バンド名の「MOUNTAIN&ISLAND」はどこから?

MOUNTAIN&ISLANDは高校時代に結成して、もともとは5人組だったんですが、5人の地元が広島県にある焼山と倉橋島だったので、山と島のメンバーが集まったバンドということで今の名前になりました!家業を継いだり、音楽性の違いで、3人が離れ、2003年からピアノのうっちーと二人で活動しています。

今は二人で活動してるのね。二人になってからの活動は?

おれは東京へ、うっちーは岡山へ、大学進学で遠距離になってしまったんですが、月に1回くらいのペースで、うっちーから4、5曲のデータが入ったフロッピーディスクと手紙の入った封筒が届くのが楽しみで仕方がなかったのを覚えてます。開封して出来上がった曲を初めて聴くときの高揚感、どんな歌詞にしようか言葉や展開を考えるときの充実感、ライブをイメージしているときの陶酔感…制作中毒になって1年半ほどで書いた曲は100を超えました。発表曲は10数曲ですが。笑

100曲!?すごいわね!!何でも100を数えたらすごいことよ!!このYAKITORI ALL NIGHTも今日109回目だから、素晴らしいことよ!!さらに、その109回全て、レラトは一度として睡眠を欠かしたことはないわ!素晴らしいことよ!!

そ、そうですね!レラトさんと話してみたいです。

今回のアルバムのコンセプトなんか聞いていこうかしら?何てタイトルでしたっけ?

「とおくふるさと」です!

トークふるハト?あぁ、ハトの司会者がテーマってことかしら?ってことは、クラウディオさんを歌った作品なのかしら?

クラ、クラウディオさんは、すみません。ちょっと存じ上げないのですが。

クラウディオさんは、YAKITORI ALL NIGHTの前身番組、「そうだ!鳥食べよう!」のメインパーソナリティーよ!ご存じないかしら?

そうだ京都行こうみたいな。笑 というかそのタイトルの番組を鳥の方が回してたんですか!?笑

そうよー!なんてお読みするのかしら?

「とおく、ふるさと」です。

あぁ、故郷ね!ごめんなさいね。この作品のコンセプトは?

二人になって10周年を迎えたので、原点に戻ってピアノとボーカルだけの編成で、地元への郷愁と、地元を離れた当時の赤裸々な情景をコンセプトに綴ろうと考えました。

いいわね!作曲とか作詞の役割はあるのかしら??

基本的にはうっちーが曲を書いて、おれが詞を書きます。鼻歌でボーカルのメロディラインだけできたものを、うっちーに編曲してもらったり、歌詞から先に書いて渡すことも稀にあります。

shoheiさんは、いつから歌詞を??

中学2年ですね。当時、付き合っていた彼女にフラれて書き始めました。100作を超えたくらいから、書きたいことを自分なりに表現できるようになりました。

このやっぱりそうでしょ?100を超えるって大事なのよ!!

確かにそうですね!今回の4曲は100作目前後にできた曲ばかりです。

それでは、タイトル曲にもなっている「とおくふるさと」を聴いていただきましょう!あ、ごめんなさい、うっかりすすめてなかったわね。どうぞ!皮とかせせり、どうぞ食べながら!

聴いていただいたのはMOUNTAIN&ISLANDさんで「とおくふるさと」でした。
もう一曲続けて、聴いてもらいましょう!「あるひのことば」!

聴いていただいたのはMOUNTAIN&ISLANDさんで「あるひのことば」でした。
今後、どんな曲を発表したいか、もし決まっていれば教えてください!

そうですね、次回作は、サポートの方に協力していただきながら、バンド編成の作品を作ってみたいですねー!!

ぜひ完成したら遊びに来てください!

はい!よろしくお願いします!

今日は心が優しくなるような音楽をありがとうございました!それでは、お会計ですね!少々お待ちください。せせり2本、皮で600円です!

あ!今日ポイントカード持って来てます!

MOUNTAIN&ISLANDさんの出演は初めてでしたよね?

はい、そうです。この前にshohei watanabe で呼んでいただいたときに作ったカードがあります!

あー、それは使えないのよ!いろんなバンド組んで何回も出る方がいて、あんまりポイントがたまるもんだから、1バンド1枚にさせていただいたのよ!

あ、そうだったんですね。失礼しました。

ほら、クラウディオさんはバグパイプだけて7バンド持ってるでしょ?

え!笑 すごいですねクラウディオさん!存じ上げないですが、すごくお会いしたいです!

笛の類を吹かせたら、クラウディオさんの右に出るハトはいないわ!笙で賞を獲ったこともあるし、ほら、東儀秀樹さんは、人間界のクラウディオって呼ばれてるでしょ?

いや、たぶん呼ばれてないと思うんですが。勉強不足ですみません。

あと、オーケストラとか合唱団の方が来て、みんながたくさん食べて、焼き鳥が足りなくなったことがあるから、代表して3人来てもらうことになってるわ!

なるほど、いろいろあるんですねー。じゃあ、ポイントカード作っていただけますか??

はい!スタンプ押しておくわね!本日のゲストはMOUNTAIN&ISLANDさんでしたー!


I N F O R M A T I O N


W O R K S

 
A R T I S T

M O U N T A I N & I S L A N D

2003年1月、ボーカルの渡部祥平とピアノの内井清貴により結成。結成1年半で100曲を綴る。美しい物語の中に入り込んだような耽美的な世界観を得意とする。
 
MOUNTAIN&ISLAND HP
shohei watanabe HP
 
 
 
 

L I N E R N O T E

1. こころこいして
大学1年のとき、友人から恋愛相談を受けたことがありました。「今まではノリで付き合ったり、別れても引き摺ることははかった。今心から好きな人が居て、付き合ってもいないのに、胸が痛い。この初めての感覚は何だろう。」基本軽いノリの彼が見せるシリアスな表情が印象的で、彼が帰宅してから曲も詩も一気に書き上げました。
 
2. あるひのことば
大学1年の5月くらいですかねぇ。完全にしてしまったんですよ、恋を。二人で会うことが増えて付き合えるものだと確信したある日、「あなたは一番大切な友達…」辛かったですよ。東京から離れたかったですよ。サビを聴くと当時の感情が痛いほど鮮明に溢れてきます。いくつになっても女性の気持ちは難解ですねぇ。
 
3. とじないいたみ
大学2年、夏の日の失恋をテーマに書き始めましたが、書き進めるうちに、少女が成長していくにつれて、いつしか押入れの奥に忘れられてしまったぬいぐるみの話になりました。
 
4. とおくふるさと
大学1年のときに上京して、5月くらいにうっちーからhometownという曲が届いた。当時ホームシック気味だったので、地元の海や、上京するときの気持ち、友達に貰った言葉とかを題材に書きました。このアルバムのメインです。