M U S I C F O R B I R D S # 4 2 1
刻んだネギをさまざまな料理に乗せた歌なのかしら?
白髪ねぎにして、ラーメンにトッピングしてみせたり?
え、タイトル「刻む、長ねぎ、スキル。」でしたよね?
あ、ごめんなさい。刻み過ぎる、長ねぎね!刻みすぎて余っちゃうのよね!余ったらどうしてるの??
そうよねー。もったいないものねー。時間と長ねぎは必要なときにないから、あるときは大切にしなきゃね!時間と長ねぎは失くしたときに初めて大切さに気づくものよね!そんな意味が込められてるのかしら?
タイトルにはどんな意味があるのかしら?あ、かしら食べてください!あ、そうね!ねぎ食べたいわよね!ねぎまもどうぞ!
前作「とおくふるさと」と比べて、今回の作品は物語のようなイメージを強く感じたのですが、何か変化があったのかしら?あ、どうぞ、かしら食べてください!
ジャケットはどんなイメージで描いたのかしら?あ、かしら、あったかいうちにもう1本食べてください!
素敵だわね!それにしても今回はgropeがネックなのね!じゃあ焼き鳥のネックといえば、せせり!gropeを聴いてもらおうかしら!
聴いていただいたのはMOUNTAIN&ISLANDさんで、せせりでし、あ、すみません、ネックでしたー!
ごめんなさいねー。ネックにつられちゃって。今回の作品で一番に聴いてほしい曲はどれかしら?
分かりました。それでは今回の作品の肝になる曲、ennuiをお聴きください!
聴いていただいたのは、MOUNTAIN&ISLANDさんで砂肝でしたー!
いかがでしたか、久しぶりのYAKITORI ALL NIGHTは?
………。本日のゲストはMOUNTAIN&ISLANDさんでしたー!
I N F O R M A T I O N
2003年1月、ボーカルの渡部祥平とピアノの内井清貴により結成。結成1年半で100曲を綴る。美しい物語の中に入り込んだような耽美的な世界観を得意とする。
MOUNTAIN&ISLAND HP
shohei watanabe HP
1. grope
退屈と自由っていうのは紙一重だなぁと感じた日常を題材にしました。学生時代に、サークル活動の関わり方を悩んだ時期があって、そのときに遠距離活動をしていた相方から、この曲が届きました。大学を卒業して初めてライブをすることになった下北沢のライブバーBIGMOUTHでこの曲をジャズっぽくアレンジしたものを演奏したんですが、対バンした松井文さんのお祖母様が、マウアイのライブ後に話しかけてくださって、今日生まれて初めてライブというものに来た。あなた方の演奏のバックにフランスの田園風景が見えました。来るのを悩んだけど、素敵な歌が聴けてよかった。と。正直めちゃめちゃ嬉しかったです!
2. ennui
初めにこれをもらったときは相方が病んでるのかと思いました。ピアノの入れ方が変態じゃないですか?たまらない中毒性があります。当時、友達の演劇をよく観に行っていたんですが、ひとつの舞台を観終わったあと、この曲が頭の中で流れて、これをテーマに書こうと思いました。科学技術の進歩によって便利で光に満ちたはずの未来が、少しずつズレていく。技術に頼りすぎた人間は本来の心や言葉を忘れて、蝕まれていく姿を気持ち悪く仕上げました。
3. lyre
二日酔いで夜起きて、テレビをつけたときにミュージックステーションで大塚愛さんがプラネタリウムを歌っていました。天井に仕上げられたスタジオのプラネタリウムをぼんやり見ていたら、不意に星と星をつなげて星座を作る恋人の情景が浮かんできて、テレビを消して、そのまま一気に書き上げました。lyreと同じ発音のliar(うそつき)の意味も含んで、過ぎた昔の恋を回想している様子を描きました。私は音楽のことがよく分からないんですが、2回転調するそうです!笑