M U S I C F O R B I R D S # 1 4 3
なぜ、ここを舞台にしようと思ったんですか?
あー!そういえばレラトも言ってたわ!風が気持ちいいって!ねぇレラ…笑 寝てるんだったわ!笑 前回のAm.と比べて、今回の作品の特徴は?
このアルバムの中で九份を表現するのに欠かせない曲は?
わ、え?ズリ?砂肝のことよね?ズリっていうのは関西の方でしたっけ?!
あ、ごめんなさい!ヤキトリ出てくるとつい。続けてください!あ、そうだ!!ごめんなさいね。食べたかったですよね?ズリ!どうぞ!!
カシラ?カシラは今日ないの。ごめんなさいね。ほんとにごめんなさい!
レバー?カシラ?どっち?レバー?カシラ?!
ごめんなさいね。番組スポンサーが焼き鳥屋ばっかりで宣伝しないと焼き鳥にするぞ!って言われちゃってねー。笑
でもごめんなさい。このコーナーは音楽を伝えるコーナーで、1ミリも焼き鳥関係ないから!笑
笑 いや、shoheiさん、音楽の話をお願いします!途中から話題がヤキトリととり替わってるわよ!とり皮だけに!!笑
このアルバムの中で九份を表現するのに欠かせない曲は?よ。
それでは、はじめにその「雨」を聴いていただきましょう!
聴いていただいたのはshohei watanabeさんで「雨 – rains like tears-」でした。
もう一曲続けて、聴いてもらいましょう!「嫋-far away echoes passing by-」!
聴いていただいたのはshohei watanabeさんで「嫋 – far away echoes passing by-」でした。
今後、どんな曲を作りたいか、もし決まっていれば教えてください!
雨の音は癒されますよ-!スコール、完成したらぜひまた遊びに来てください!
今日はくつろげる音楽をありがとうございました!それでは、お会計ですね!少々お待ちください。せせり、砂肝で400円です。あ、500円いかないからポイントつけられないわ!
いや、一人例外を認めたら全員の例外を認めることになるから、そこは線を引かせていただきます。ごめんなさいね。
今日のゲストはshohei watanabeさんでした。ありがとうございましたー!はい、100円のお返し~!
I N F O R M A T I O N
1983年、広島生まれ。ピアノとボーカルのユニットMOUNTAIN&ISLANDのボーカリスト、寝室の音楽をコンセプトとして眠りに導く音を発信するbedroom Ambient records主宰、ウェブマガジンyama & shima ZINEの編集人。
shohei watanabe HP
bedroom Ambient records HP
MOUNTAIN&ISLAND HP
1. 瑞-auspicious clouds-
異国の空気感とゆったりした雰囲気を出すために4拍でなく、7拍にして曲をつくりました。そんな数え方があるか分かりませんが。九份が瑞芳区という地区に位置することもあって「瑞」という曲を書きました。
2. 炷-incense smoke-
タイトルから決めて書きました。早朝に九份の山の中にあるお寺から、鐘の音と、炷かれたお香の香りと煙が風に乗って鮮やかに漂ってくるようなイメージを表現しました。
3. 茉-jasmine tea-
九份茶坊の屋外にある眺めのいい席で、一面に広がる自然を味わいながらジャスミン茶を嗜んでいるときに浮かんだメロディを日本に戻ってから形にしました。
4. 夕-quiet sunset-
少しずつ風が冷たくなって、熱を帯びた世界が次第に温度を奪われて、夜に向かっていく時間を描写しました。
5. 月-asian moon-
Am.に収録した、初めて書いた曲Asian moonをアレンジして、より九份の街の雰囲気に近づけた作品です。夜の赤提灯、賑わう街の情景を盛り込みました。
6. 凜-dignified blue-
友人の写真を見て書いた曲です。もともと好きな色「青」をテーマに、「凜とした」空気感を加えて描きました。枯れ枝に潜んだ雫が湖に落ちて、音もなく波紋が広がっていくような。透きとおって、研ぎ澄まされた空間。そんなイメージです。
7. 嫋-far away echoes passing by-
漢字検定の勉強中に、嫋という漢字を知りました。「嫋嫋」という熟語には、風がそよそよと吹く様子や、音が細く長く続くという意味があって、自分の楽曲のコンセプトにふさわしいと感じ、九份に広がる空気をイメージして綴りました。
8. 静-slow dance-
九份滞在後、宿泊した台北のホテルで眠ったときに見た夢から着想した曲です。真っ白の舞台で、真っ白の衣装を纏って踊る夢でした。色は白一色なのに、夢の中でなぜかその白の向こうには鮮やかな世界が広がっていることを知っていて、心穏やかに舞っていました。
9. 雨-rains like tears-
最後にできたというか、この曲を書かなければこのアルバムは完成しないと決め込んでいた曲です。九份は雨の多い場所で、また、雨がとても似合う場所なので、どうしても雨をテーマにした曲を収録したかったんです。なかなか納得のいくものができず、2年かかりました。でもこの曲が入ったおかげで、より明確に九份のエッセンスを含んだアルバムになりました。
10. 宙-floating in the air-
台湾から日本に戻ってきて、当時世田谷の千歳台というところに住んでいたんですが、駅に向かって歩いているときに、九份で感じた透きとおった風が体を吹き抜けたんです。その感覚を口ずさんで携帯に録音して、家に帰ってから一気に書き上げたのを覚えてます。
11. 瞑-sweet meditation-
初期にできた曲です。凝り固まった緊張状態から、次第に悟りの境地へ向かっていく過程を綴りました。明日を迎えるために、心の平穏を取り戻してゆくための曲です。