M U S I C F O R B I R D S # 2 0 2
それで、お友達のtonoharunaさんの旧正月がどうしたんですか?
曲を聴きながら描いてもらったのね!おもしろい試みね!今回の作品を作り始めたきっかけは?
その時には消化できなかったものも、年を取って形にできることってあるわよね。
今回の作品で力を入れたことは?
なるほど。1曲目がホーム、2曲目からスコールになっていますけど、いったいどんな物語なのかしら?
いいえ。すみませんの「すみ」で思い出した!焼き鳥どうぞ!!こちらこそ、すみませんね!
参考にした曲はありますか?
それでは、その苦労なさった2曲目、3曲目の「どこかの国のスコール」ⅠとⅡを続けてお聴きください!!
聴いていただいたのはshohei watanabeさんで「どこかの国のスコール」ⅠとⅡでした。
今後、どんな曲を作りたいか、もし決まっていれば教えてください!
温泉は日本の「おもてなし」が全て集合しているわよね!素晴らしいわ!!私も羽を休めたいわ~、鳥だけに!!
今日は心からリラックスできる音楽をありがとうございました!それでは、お会計ですね!少々お待ちください。せせり2本と皮2本で800円です!
あ、それは押してあげられないわ。いろいろ経過があって出来たルールだから。箱根の母も突然箱根の母になるわけじゃないでしょ?
箱根駅伝を走る選手の母のことよ!仲間がつないだタスキを自分の子がつなげなかったらって考えたりすると、私だったら精神的に耐えられないと思うの。
でも、箱根駅伝に出場する選手は、ちっちゃい頃から大きいレースに出たり、何度も大会に出場してて、初めのうちは胃の痛い思いをすると思うけど、息子の頑張る姿を見て、私も気丈に振る舞わないといけない!一緒に闘おう!そう思うようになって、母として、強い精神力を持ち始めると思うのよ!!
つまりポイントカードも箱根の母と一緒で、いろいろな経過があって、忘れてしまった場合はスタンプを押してあげられないということよ。ごめんなさいね。
とにかく箱根の母だけ覚えて帰ってくれれば嬉しいわ!
そうよ!箱根の母は偉大なのよ!!
今日のゲストはshohei watanabeさんでした。ありがとうございましたー!はい、200円のお返し~!
I N F O R M A T I O N
1983年、広島生まれ。ピアノとボーカルのユニットMOUNTAIN&ISLANDのボーカリスト、寝室の音楽をコンセプトとして眠りに導く音を発信するbedroom Ambient records主宰、ウェブマガジンyama & shima ZINEの編集人。
shohei watanabe HP
bedroom Ambient records HP
MOUNTAIN&ISLAND HP
1. ホーム
この物語の主人公は独り身のサラリーマンで、週末に働き疲れて、ようやく家に辿り着いて、ドアを閉めた音で休日が始まる。やったー!明日から休日だ!!という前向きな感じよりは、明日は出勤しなくていいっていう安堵感と、誰からも干渉を受けない「家に守られている」という安心感を「ホーム」という曲でイメージしました。
2. どこかの国のスコールⅠ
2部構成の前半です。美しい生命に満ちた森を表現しました。川の流れる音、鳥、カエルの鳴く声…ふくよかな自然をイメージして、音を追加していきました。お気に入りは、アジア雑貨で購入したカエルの楽器です。リバーブをかけた鳴き声を追加したら、深い森感が倍増しました。
3. どこかの国のスコールⅡ
2部構成の後半です。雷が鳴り響き、一気に雨が叩きつける様子を描きました。自然への畏怖を感じられるような仕上がりにしようと、試行錯誤しました。アルバムの核となるメインの曲のため、一番の仕上がりにしないといけないというプレッシャーで、メインのバッキングやリズムが決まらず、2回、声も出さず泣きしました。Comparsaと距離を置いて、また時間を置いて接近し、メロディやリズムを何回も変更し、ようやく形になりました。雨が止んだあとの明るい森の描写もお気に入りです。
4. 雨上がり、星は玲瓏として
スコールが過ぎて、澄みきった空にたくさんの星が光るイメージを音にしました。玲瓏とした星の輝きを意識して、エレピでメロディを重ねました。弦楽器が入る2分14秒からが聴きどころです。輝きを増す夜の神秘さを表現しました。
5. 午前3時
艶やかな夜が終わり、寝静まる夜をイメージして作りました。優しいピアノの音のみで構成した作品です。#4と#6をつなぐ大切な曲です。
6. ベッドルーム-彩夢と静謐の描写-
曲の前半で、家に帰ってきてからの現実か夢か分からない映像で溢れかえった頭の中を表現し、後半で、寝室に移動してぐっすり眠る様子を音にしました。